日本の茶器の代表的産地　常滑、有田、京都、萩、九谷焼、美濃

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「和」茶　器　 日本全国の新しい茶器を紹介します 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全国焼き物地図と解説＞詳細 　　　　　　　　　　　とこなめ焼 愛知県常滑市を中心に急須の窯元が点在しています。 朱泥焼の急須は、手造り、型物と高級品から普及品まで巾広く生産しています。各窯元ごとの創意工夫により色､型、加飾等にオリジナリティをだしています。常滑の急須の特徴はその機能性にあります。使いやすさ飽きのこないシンプルなライン、無釉の自然な手触り等もこだわり派に支持をうけています。又日本茶葉の形状の変化に合わせ開発された茶漉し網は、多くの特許を取得しています。最近では、常滑から生まれた茶香炉の生産でも多くの種類、量を生産しています。 常滑焼の特徴　他の追随を許さない機能性、茶漉しの種類 　　　　　　　　　　　有田焼 佐賀県、長崎県にまたがり窯元が、地域ごとに磁器を中心に特徴ある物を 製作している。有田、伊万里、波佐見と地域ごとに作風、図柄に違いがみられる。 世界への輸出と歴史ある産地として発展した有田焼の製作現場、原料加工、流通は、他産地をしのぐものがあります。 最近では、磁器だけでなく土物も多く生産されるようになりました。 天草陶石を原料とした磁器は、加飾した絵柄をあざやかに引き立たせています。湯呑、茶碗は、多くのファンをもっています。 左記のたっぷり碗シリーズは近年にないヒット商品です。 　　　　　　　　　　　　清水焼 京都市に窯元があり京風なみやびやかな磁器、陶器を産出している。繊細で精緻な絵柄は、高級感と日本の雅を表現し貴賓のある陶器として他産地の手本のような存在になっている。茶の湯道具等の高級陶器を手がけ他の伝統産業と連携して発展してきた経緯があり、一部世襲制のもとに伝統を守っている。 　　　　　　　　　　　　　　萩焼と萩風 山口県萩市を中心に柔らかい土物の「萩焼」を作っている。朝鮮陶工による技術指導によって作られた萩焼は、毛利藩の保護のもと発展してきた粗い土味に萩釉とよばれる独特な化粧をほどこし自然な風合いを形成している。いわゆる焼き物らしいやわらかな味わいは、日本の焼き物の一翼を構成している。茶道具では珍重されている。萩釉は、焼成により表面に「貫入」できますが、そこにしみこんだ茶等により萩の七化けといわれる風合いの変化が生じます。磁器にない特徴です。 　　　　　　　　　九谷焼、美濃焼、瀬戸焼、万古焼 九谷焼は、金沢を中心に加賀藩の保護のもと独特な色彩の陶磁器を作り出した。 代表的な物に吉田屋等がある。 瀬戸、美濃は、和物の焼物の歴史は古く生活食器を中心に現在も生産が続いている。 四日市市の万古焼は、比較的温度の低い焼物が中心に輸出品等を生産していた。 万古焼の急須は、戦後産業にななるまでの生産を誇った。